ご挨拶   

ご 挨 拶

石本秀雄:葉隠展を訪問して頂き、ありがとうございます。本Webサイト立ち上げに際し、故人になりました義父・石本に代わり、彼の作品とサイトを管理する岡田直之からご挨拶申し上げます。

本Webサイトは,石本秀雄画伯の人物と作品を紹介するものです。石本が没して20年以上経過しますが、いまだに多くの方々が彼の作品に親しんで下さいます。先般、佐賀県立博物館・美術館で没20年の記念展覧会が開催されました折も、数千人もの方が足を運んで下さいました。

石本の作品は同美術館が多数所蔵しておられれますが、それら以外に長崎、鹿児島の美術館、それに九州一円の法人や個人の方も所蔵しておられます。加えていまだ一部の作品を、未公開分を含めて石本家から引き継いだ岡田家が保管しています。美術作品は個人で楽しむのも良いのですが、より多くの方に鑑賞願えるものなら、その方が好ましいと信じています。岡田家が十数年の間作品の管理のお手伝を、そして最近では実質的な管理をしてまいりましたが、未来永劫それが可能なわけでもなく、より多くの方に鑑賞頂け記録にも止まる方策が必要な時期になりました。

本Webサイトは、以上の信念と背景に基づいて作品を公開するものです。主なページは次の通りです:

- プロフィール
石本のもつ三つの顔、すなわち画家、教育者それに指導者の顔を紹介しています。

- 画風
特に中央画壇からみた石本の画風を紹介します。

- 葉隠展
幾つかのジャンルに分けて、折々に展示します。

"葉隠展"という名称について触れておきます。この命名には二つの思いをこめています。一つは石本の画風に由来します。本Webサイトの"画風"のページで美術評論家の田近憲三氏が述べておられますが、石本の制作は"九州の気骨"をいかんなく表すとのことです。このことに沿って九州をもう少し絞り込み、旧鍋島藩は"葉隠"の地に因んだものであります。もう一つは、石本の芸術が多くの方に支えられた所産であるため、この展覧会には将来、関係諸氏の作品等も展示、紹介したいという管理者の願望があります。石本の個展という面ももちろんですが、もう少し幅広くインターネット上の美術ホールを目指したものでもあります。

訪問者の方々が石本の人物や活動を知り、彼の芸術を心ゆくまで楽しんで下さることを念願します。


平成19年8月15日

石本作品・本Webサイト管理人: 岡田直之



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   ishi@hagakure.drawing.jp